iPod touch 5th のバッテリー交換レポート





iPod touch 5th (64GB)のバッテリーが1時間も持たない状態にまで劣化してきました。
丸5年以上に渡って毎日使用してきたのですからよく頑張ってくれたと思います。
とは言え、今暫くは使い続けたいのでバッテリー交換作戦を検討。

調べるとバッテリーが安価で入手出来るようなので、ここは一番DIYでの交換に挑戦する事に決定!
具体的方法は複数のネットの記事を参考に要点を確認し、必要な部品、道具を準備して進める事にしました。

とは言え、正直なところ液晶画面のパネルを剥がしたり、極小のバッテリー端子のハンダ付けとかがとても面倒そうで、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが・・。

ネットで面白そうなツールがある事を知り、なんだか使ってみたい気持ちが優ってきて「いざ、決行!」。(笑)

iPod-battery-1
(スマホ分解ツールキットの中身と左端はバッテリーに付属のツール)

iPod-battery-2

iPod-battery-3
(液晶部を剥がし始めたところ)

結果は一応成功です! バッテリーが交換でき、iPodの正常動作も確認出来ました。(ヤッタ!!)

但し、一応と書いたのは、液晶パネル周りのプラスチックのパッキンを3箇所!も折ってしまい、一部は欠損してしまうアチャーな事態になってしまいました。写真をご覧ください。でも、これはiPodのカバーで隠れてしまうので大勢に影響はありません。(ヨシヨシ)

iPod-battery-4
(写真上側の縁の中央辺りが5mm程パッキン欠損)

今回の作業で気付いたトピックを以下に列記します。

□テスター(DC電圧計測)を準備すること。

→ 購入したバッテリー本体に記されている極性がオリジナルと+ーが反対に印刷されていて焦ったのですが、接続する端子部でテスターを使用して確認するとオリジナルと同じだったのでほっと胸をなでおろした次第です。

□絶縁テープ(絶縁ビニールテープ等)を準備すること。

→ バッテリーの端子部分に貼ってある絶縁テープは剥がす時に傷めてしまって再利用が難しくなる可能性があります。今回は何度か繰り返したので破れてしまい、絶縁ビニールテープで代用しました。

□スマホの回復/分解ツールキットはかなり有用

→ 極小のドライバー類を含めその他細々とした特殊ツールが必要ですが、特に液晶画面オープニングプライヤーは吸盤で液晶画面を引きはがしながら行う作業がしやすく、その有用性を実感しました。

今回は「液晶画面オープニングプライヤー」の存在を知って興味が湧き、この作業を行う勇気が出たのですが、お陰で想定したより容易に交換作業を完遂する事ができました。

交換後、iPodのバッテリーは元気です!

次回はもっと気楽に手早く交換できそうです。何でも慣れですね、慣れ!

もうパッキン3箇所も折ったショックは忘れて、気にもなりません。(笑)

ではまた。

—<< 広告 / Sponsered Link >>—

 




浴室&トイレの換気扇『ダクトファン』の交換大作戦





三十数年間ずっと稼働していた浴室&トイレの換気扇が遂に止まってしまいました。

浴室換気口

1.浴室換気口(ここから吸う)

トイレ換気口

2.トイレ換気口(浴室からのと合体)

           *天井板は取外し中

中間ダクトファン

3.ダクトファン TFM-20

外部排出口

4.換気扇排出口(ここから外部に排出)

数年前からゴロゴロ音が少し気になっていたのですが、先日妙に静かなことに気付いて確認すると、(遂に)止まっていました。
何度かオン/オフを繰り返すとまた動くようにはなりますが、もう限界のようです。

実は、このファンは天井裏にあり、これまで一度も見たことがありません。

今回初めて浴室の天井にある点検口を開けて狭い天井裏を除くと、トイレ側の天井裏に中間ダクトファンが上から吊り下げる形で設置されているのが見えました。

本来はこの装置とダクトのメンテナンスのために天井には開閉可能な点検口を設けるようですが、家のトイレは石膏ボード製の天井板がしっかり釘で固定されていて、どう見ても外すことを想定していない作りになっています。

これは‥‥。

もしこの状況で専門業者さんに依頼すると、「ダクトファン本体+交換作業」+「天井の取り外し・戻しの方法検討+材料+実作業」で結構な料金になると推定されます。

と、なれば‥‥。

時間だけはタップリあるし、作業方法をじっくり検討しながら経費節減を目指して自分で交換する事に決定!
(注意:ダクトファンの電源接続工事には電気工事士の資格が必要です。)

ここから、『ダクトファン』交換大作戦の始まりです。

■天井を取り外し、中間ダクトファンを確認
調べて見ると、この天井(石膏ボード製)を取り外すには、一面化粧塗装されていて頭が見えなくなっている多数の釘を抜く必要があるようです。

この頭が見えない釘を抜く為には、釘がありそうな周囲の塗装を少し削って探し出し、釘抜きが差し込めるように釘の周囲をドリルで少し削って釘の頭を出してから、小型の釘抜きで釘を抜くしか手がなさそうです。
このために、ドリルに筒状の穴あけ用コアビット、小型の釘抜き等々を新たに準備しました。

外部排出口
小型釘抜き&ドリルのコアビット

釘抜き作業は順調に進みましたが、天井に付いているランプや、換気ダクトの吸い込み口の取り外しもあり、結構手間がかかりました。
この釘穴の周囲をドリルで削った天井の板は、次に再利用できるのかなー??後日要検討です。

取外した天井板
取外した天井板
釘穴
周囲を削って釘を抜いた穴

そして遂に、天井裏の中間ダクトファン装置本体を確認できました。(写真を撮り忘れてしまい‥残念!!)

天井のコンクリート壁からの吊り下げボルト2本に取り付けられていました。
吸い込み側には、浴室とトイレからの換気ダクトが途中で合体、一本化して接続、排出側には外壁にある排出口へのダクトが接続されています。

ファンは旭電業(株)のTFM-20型であることが確認出来ました。

中間ダクトファン
TFM-20

ファンの電源ケーブルは分電盤に接続されていますが、分電盤の中はギュウギュウでアクセスできません。
従って、ファン交換の際はこのケーブルを途中で切断してケーブル同士を接続する事になりそうです。(面倒そうだなー)

■中間取り付け形ダクトファンの選定
本当は同じ製品が良かったのですがネット通販で見つからず、代替として使えそうな中間ダクトファンを調査。
見つけたのは三菱電機の中間取り付け形ダクトファン『V-19ZMT2』。
取り付け方法を除いて、形体、サイズ、性能面においては代替品として使えそうです。
何より、通販で安価に入手できる事を知り、取り付け方法は後で考える事にして即行でオーダー。(本当に大丈夫か?)
何はともあれ、無事入手。(もう撤退はありません!)

一応要点となるスペックの比較を以下に記します

                      TFM-20         V-19ZMT2
入力     100V/50Hz    100V/50Hz
消費電力   33W        28W
風量(㎥)    180㎥/h       205㎥/h
騒音     44dB          43dB
ダクト径   150mm        150mm
本体直径   200mm        200mm
重量       3.5kg             3.5kg
据付穴      2ヶ所             4ヶ所

サイズ、重量は同じ、性能面も略同じかV-19ZMT2が若干優れています。
さて、ここで問題となるのが、据付穴の数と位置の違いです。

ネットで入手した図面や、届いた実物を見比べながら‥‥暫くの間、あれこれあれこれ‥方式、工作方法等の検討が続きました。
目指すのは簡単、確実、低コスト、そして何より自分で出来ること。

■ダクトファン取り付けアタッチメントの制作と加工
新旧ダクトファンで据付穴の数と位置に違いがありますが、天井からの吊り下げボルトは2本であり、これには手を加えたくありません。
従って、新しいダクトファンに取り付け用のアダプター?アタッチメント?を考案して、旧来の2本のボルトに吊り下げられるようにします。

選択した最終案はV-19ZMT2の左右それぞれに、取り付け穴前後2ヶ所を中央1か所にするアタッチメントを作成して取り付けます。
但し、アタッチメントはシンプルな物になりますが、出来れば避けたかったダクトファン本体側の加工として、鍔の部分に少し削りを加えることになりました。

下の写真でアルミのアタッチメント部をご観察下さい。
(尚、この写真からは中央のボルトを通すための本体側の削り加工は分かりません‥撮り忘れてスミマセン)

 

アルミのアタッチメント
アルミのアタッチメント取付済み

準備した材料は
1.2.0tx40mmx20mm のアルミ不等辺L型アングルを長さ220mmx2本 (Doitでカット)
2.M8x25mm ボルトx4本
3.M8用ワッシャーx12個
4.M8用スプリングワッシャーx8個
5.M8用ゴムワッシャーx8個
6.M8用ナットx8個
7.M8用ゴムワッシャーx4個(V-19ZMT2付属品)
8.絶縁突合せ接続子(BF-1.25)x3個

材料は以上ですが、ここで一番のポイントはDIYのお店、DOit(ドイト)の工作加工サービスで想定を超えた懇切丁寧なサービスを受けたことでしょうか。

これまでの経験では、大概のDIY店の加工サービスでは、金属類はカットのみで穴あけ加工は不可の場合が多いようです。
今回も『穴あけ』は自分で行うことにして、アルミL字アングルを長さ220mmにカットしてもらうだけのつもりでした。

しかし、簡単な図面を持って行ったのが幸いしたのか、店員さんの方から「何をどうしたいのか?」と懇切丁寧なご指導とご意見を頂き、更にこの材料なら可能だからと「穴あけ」もして頂けました。
ご応対頂いた店員さんの「やってやろう!」のサービス精神に感動、感謝した次第です。
お陰様で、金属用の刃(ドリルビット)各サイズの準備と家での作業が省け、費用も手間も大幅に削減できました。

と言う訳で、なんとアタッチメントはいきなり完成してしまいました!

次は、このアタッチメントの吊り下げボルトを通す穴に半分程(4mm位)ダクトファン本体の鍔状の部分が被るのでこれを削ります。
これはドリルの砥石を使ってエイヤッ(と言うほど簡単ではありませんが)、なんとか半円形に削ることができました。
削り口にはさび止め用に塗装も塗っておきました。

ドリルの砥石ビット
ドリルの砥石ビット

これでアタッチメントをダクトファンV-19ZMT2本体の左右に取り付ければ準備完了です。

アタッチメントは片側あたり2本のボルトと其々スプリングワッシャー、ゴムワッシャー(振動抑制)、ワッシャー、ナットを使用してダクトファン左右に取り付けます。

このダクトファンを天井のコンクリート壁からの吊り下げボルト2本に取り付けて、最後に前後のダクトを接続します。
尚、ボルトへの取り付けにもダクトファン付属のゴムワッシャー(振動抑制)を使用しています。

仕上げは、分電盤のブレーカーからの電源ケーブルを絶縁突合せ接続子で圧着接続して、交換作業は完了です。

絶縁突き合せ接続子
絶縁突き合せ接続子と圧着電工ペンチ

因みに、電気工事士の資格を若かりし頃に取得していますが実務経験はゼロ(0)、ネットであれこれ調べて作業した次第です。

V-19ZMT2-2V-19ZMT2-3

いざ、分電盤のブレーカーをオン、壁の換気扇スイッチもオン‥‥サワサワサワサワサワ〜ワ〜〜‥‥バッチリです!

ずっと無事に働いてくれますように。(祈)

■三十数年間、休みなく頑張ってくれたTFM-20
積年の埃にも負けずに頑張り続けた中間ダクトファンです。

頑張ったダクトファン
30数年間 ご苦労様でした。

「三十数年という長い年月に渡って、積もりに積もった綿ぼこりにもめげず、良くここまで頑張ってくれた!」と労いたい気持ちです。
本当に御苦労様でした。(感謝)

ところで、外した天井板はどう復元するのか????楽しい苦しい難題はまだ残っています。

天井板の無いトイレで中間ダクトファンの活躍を眺めながら‥‥さてさてさて(悩+笑)

—<< 広告 / Sponsered Link >>—